□【クズ株実験 第12回】:エルアイイーエイチが上場廃止へ。即座の損切り□

MMPAです。

エルアイイーエイチ、正式に上場廃止が決定しました。

大黒屋HDの経営立て直しからの株価高騰の次は上場廃止・・・

話題としては最高です

・一時は巻き返すかと思いきや・・・

3月中旬、私が「魅力なし」と評した直後に、山口豊彦氏という株主から現経営陣の解任を求める「臨時株主総会の招集請求」が出されました。さらに4月には、その人物が筆頭株主に躍り出ます。

「今の経営じゃダメだ!」という大きな資本の動きに市場が沸き、私の買値32円をあっさり超えて、株価は一時30円台後半、40円台へと噴き上がりました。

「大黒屋HDに続く、奇跡の再建ドラマが始まるのか!?」 ダブルバガー(目標64円)のルールを握りしめ、改めてホールドを決めたんですが・・・。

しかし、お祭りのメッキが剥がれるのは一瞬でした。 5月15日、東証から衝撃のIRが叩きつけられます。

「監理銘柄(審査中)への指定」

理由は、決算関連の書類提出遅延。中身が変わる期待で買われていた会社が、そもそも上場企業としての義務すら果たせないほど、内部がガタガタだったというオチです。

この発表を受け、株価は前日比マイナス40%を超える大暴落。あっという間に13円まで叩き売られ、年初来安値を更新してしまいました。

・そして上場廃止へ・・・

監理銘柄の指定からわずか10日ほど。
東証は「内部管理体制が適切に整備されていない」として、5月25日に上場廃止(6月26日付)を発表。

「書類が出せればワンチャン戻るかも……」という淡い期待は一瞬で打ち砕かれ、翌日の株価は一気に6円まで大暴落しました。

私が第10回で書いた「本業を持たない多角化企業は危ない」「魅力がない」という直感は、最悪の形で、それも凄まじいスピードで的中してしまったことになります。

まぁ今回は経営というよりガバナンスが原因ということですが・・・

・なぜ上場廃止に?東証が下した「3つのレッドカード」

具体的に、なぜ上場廃止になったのか。理由は大きく分けて3つあります。

  1. 「特別注意銘柄」の指定(2025年〜)
    過去に前社長による不適切行為やガバナンスの崩壊が発覚し、東証から「内部管理体制がガタガタすぎる。
    1年以内に改善しなさい」とイエローカード(特注銘柄への指定)を突きつけられていました。
  2. 改善の「見込みなし」という判断
    猶予期間が明けるにあたり、東証が「内部管理体制がちゃんと直ったか」を審査したところ、結局「改善されたとは認められない」という実質的なゼロ点評価(レッドカード)が下されました。
  3. トドメとなった「決算書類の提出遅延」
    3月〜4月の株主提案によるお祭りの裏で、会社は3月期決算の書類すら期日通りに出せない状態に陥っていました。
    ガバナンスが崩壊した会社は、決算という上場企業の最低限の義務すら果たせなくなっていたのです。

業績が赤字だから上場廃止になったのではありません。「会社としての統治能力(ガバナンス)がなく、これ以上投資家を取引させるわけにはいかない」という、東証による市場の秩序維持のための強制排除でした。

・クズ株実験が教えてくれた教訓

  • 買値: 32円
  • 売値: 6円
  • トータル収支: ▲2,600円(-81.25%)

パーセンテージで見れば大爆死ですが、100株のみの保有だったため、実際の損失はわずか2,600円。
傷口が致命傷になる前に、最後の600円をきっちり市場から回収して生還(してない)しました。

もし、3月〜4月の「経営刷新のお祭り」の時に欲張らずに売っていれば……というタラレバはあります。しかし、この失敗のリアルな痛みと、それを「成行で即座に逃げ切る」という実戦のスピード感を味わえたことは、何物にも代えがたい収穫です。

1勝1敗。クズ株PFは残り8銘柄となりました。 この2,600円の勉強代を胸に、残ったメンバーたちの動向をさらにシビアに見守っていきたいと思います!

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