S株って買うの難しくないですか?指値不可の難しさをどう乗り越える?

MMPAです。

ネットやSNSを見ると、S株やミニ株でコツコツと投資している方が多いですよね。
もちろん私もその一人です。

でも、実際にS株での投資を始めてみた方、こう思いませんでしたか?

「S株って、買うの意外と難しくない……?」

そう、S株には「指値注文ができない(成行注文のみ)」という、初心者にとっては読みにくい仕様があります。
そのため、適当に注文するととんでもない高値掴みをしてしまうリスクがあるのです。
※楽天証券のミニ株は指値可能ですが手数料がかかります

今回は、限られた資金の中でS株をコツコツ買い集め、「指値ができない難しさをどう乗りこなしてくか」を考察したいと思います。

1. そもそもなぜS株なのか?「資金力」という大前提の本音

私がS株を利用している理由はいたってシンプルです。

ずばり、いきなり何十万円もポンと出せるほどの「資金力がないから」です(笑)。

もし潤沢な資金があるなら、最初から単元株(100株単位)で、自分が納得いく株価を指定して「指値注文」を入れ、あとは放置します。
その方が圧倒的にローエフォート(省エネ)で成行注文による高値掴みのリスクもゼロだからです。

しかし、限られた資金の中から投資に回す身としては、100株買うのに何十万円も貯まるのを待っていたら、いつまで経っても投資を始められません。
だからこそ、私たちはS株という武器を使って、1株を大切に、泥臭く買い集める必要があります。

幸いなことに、今のSBI証券はS株の買付手数料が「完全無料(0円)」という本当にいい時代になりました。
私が株を始めた頃の複雑な手数料体系に比べれば、資金が少なくてもハンデなしで戦えます。
手数料が無料である以上、あとはこの仕組みの「難しさ(指値不可)」だけをどう攻略するか、という点に集中すればいいわけです。

2. 高値掴みを避けるために何をする?

指値ができないS株において、私たちが唯一コントロールできる変数は「注文を出す時間帯」です。

SBI証券のS株は、「当日の朝10:30まで」に注文を入れれば、「後場(午後12:30)の始値」で約定する仕組みになっています。
この仕組みをリスクヘッジとして利用し、私は買い注文を入れる日は次のようなルーティンで動いています。

指標は「PTS」と「ボリンジャーバンド」の2つに絞る

あれこれ指標を見すぎると「買えない病」になってしまうので、私はあえて2つに絞っています。

前日の通常取引のチャートと、夜間取引(PTS)の流れを見ておき、「あ、昨夜のPTSでもこのラインで踏みとどまったな」というエビデンス(証拠)をまず頭に入れます。
その上で、ボリンジャーバンドで「売られすぎ」の割安圏にあるかを確認します。

朝一の値動きを確認してから発注する

夜間のうちに「翌朝の注文」を仕込むのは、個人的にはリスクが高いと考えています。
夜の間にアメリカ株や為替が激変した場合、朝9:00の始値で想定外の高値掴みをさせられるリスクがあるからです。

だから私は、当日の朝9:30〜10:00の間に注文を入れます。

朝9:00〜9:30の通常の市場(ザラ場)の動きをリアルタイムで確認し、朝イチの突発的な暴騰・暴落が落ち着いたのを見届けてから発注ボタンを押すのです。
これで、当日の後場寄り付きの価格を、かなり高い精度で狙い撃ちすることができます。

3. 高値掴みのリスクを相殺する「平均取得単価」の視点

どれだけチャートを読んでタイミングを計っても、相手は成行注文です。
完全に運の要素もあり、思ったより高い価格で約定してしまうことは普通にあります(逆に、想定より安値で掴めて素直に嬉しい日もありますが)。

ここで必要になるのが、「約定金額にあまりこだわらないこと」です。

私が「少額のS株なら、多少の高値掴みは誤差だ」と言い切れるのには、明確な根拠があります。それは、単発の1株の価格ではなく、「すでに自分が持っている(もしくは目標とする)保有株全体の平均取得単価」を基準に考えているからです。

例えば、すでに自分が持っている(目標とする)その銘柄の平均取得単価が1,000円だとします。
今、株価が下がって900円付近の割安圏にあるとき、S株で成行を入れました。
もしその日のブレで900円が910円に上振れて(高値掴みして)約定したとしても、全体の平均単価(1,000円)を下げる(薄める)効果は確実に得られます。
全体の平均単価が1,000円以上へ悪化することは絶対にありません。

「ポートフォリオ全体の大勢に影響がない」というエビデンスがあるからこそ、数円・数十円のブレに一喜一憂せず、おおらかな気持ちで注文ボタンを押せるのです。

4. 「現在地」で行ったり来たりするときの割り切り方

S株運用を実践していて一番難しいと感じるのは、「現在の株価が、自分の平均取得単価付近で行ったり来たりしている時」です。

ボリンジャーバンドで見ても明確な割安とは言えないし、成行で買えば平均取得単価が少し上がってしまうかもしれない……。
「少しでも安く買いたい」という本能が邪魔をして、指が止まってしまう瞬間です。

この時、私は「単価が上がるのは必要経費(やむなし)と割り切って、とにかく『株数を増やすこと(買うこと)』に意義を見出す」というスタンスに切り替えています。

高配当株投資の最終目的は、目先の数円をケチることではなく、「株数を増やして、もらえる配当金を積み上げる」ことです。
平均単価付近でもじもじして機会損失を出すくらいなら、1株の少額さを活かして「とにかく買う」。
この割り切りができるようになってから、S株運用は楽になりました。

5. まとめ

1株投資は、ただ機械的に積み立てるだけでは面白みに欠けますし、かといって100株単位の指値と同じ完璧さを求めても疲れてしまいます。

  • 指標は2つくらいに(PTSとボロバン)に絞ってノイズを減らす
  • 焦らずザラ場を確認して、後場約定を狙う
  • 保有株の「平均取得単価」をベースに、おおらかに構える

資金力が限られているからこそ、このマインドとテクニックで、S株の「指値不可」という仕様を乗りこなしていく。これが、今の私が実践しているS株の買い方です。

資金が少なくても、工夫次第でハンデなしで戦える本当にいい時代です。
焦る必要はありません。高値掴みしてしまったら、また次の機会に下がったところで買って挽回すればいいだけです。

とはいえ資金力があれば単元株で取引きするんですがね・・・(笑)

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