MMPAです。
人生最大の買い物と言われる「マイホーム」。
ネットやSNSを見ると、「家なんて買うのは情弱!身軽な賃貸こそ最強!」という意見もあれば、「一生家賃を払い続けるなんてもったいない!早く買うべき!」という意見もあり、まさに終わりなき論争が繰り広げられています。
私個人としては
「どっちも正解」
だと思っています。
どちらにも一長一短があり、大切なのは世間の極端なポジショントークに流されず、「どちらが今の自分や将来の人生に合っているか」を見極めることです。
今回は、建築業界に身を置きつつ、一人の個人投資家でもある私が、なぜ「都内23区・駅徒歩3分圏内」のマンションを購入するに至ったのか。
そのリアルな舞台裏と、どちらを選ぶにしても絶対に外せない「物件選びの鉄則」をお話しします。
1. 私が「賃貸」ではなく「持ち家」を選んだ現実的な理由
よくある「家を買えば資産になるから」というキラキラした理由だけで決めたわけではありません。
私が購入に踏み切ったのは、「老後のリスクヘッジ」です。
現役で働いているうちはいいですが、老後に収入がなくなったとき、果たして今と同じように賃貸物件をスムーズに借りられるだろうか?という不安がどうしても拭えませんでした。
高齢者の賃貸契約が厳しくなるという現実的な問題を考えたとき、自分の「終の棲家(あるいはベースキャンプ)」を確保しておきたかったのです。
また、転職を考えており今後住宅ローンが組めるかどうかの不安もありました。
もちろん、住宅ローンは毎月の重い負担になります。
ですが、賃貸の家賃と決定的に違うのは、「ローン残債が減れば減るほど、売却時に手元に残る現金(純資産)が多くなる」という点です。
さらに、万が一のことがあっても「団体信用生命保険(団信)」に入っているため、自分に何かあっても家族に無借金の資産を残せる。
これは住宅ローンという借金が持つ、最大の強みだと考えています。
※住宅ローンは紛れもない「借金」です。ここはしっかりと認識しましょう。
「金利上昇が不安」という声も聞きますが、日本の金利はまだまだ超低金利の地合いです。
どうしても夜も眠れないほど不安なら、最初から固定金利を選べばいいだけのこと。
過度に怯える必要はありません。
2. 「資産性」と「タイパ」を両立する駅近という選択
「でも、持ち家は一度買ったら身軽に動けないリスクがある」 賃貸派の方はきっとそう思いますよね。
私も全く同感です。隣人トラブルや管理組合の揉め事、いわゆる「住民ガチャ・環境ガチャ」のリスクは確かにあります。
だからこそ、私が大前提に置いたのは、「生涯ここに絶対住むという特別な物件でない限り、徹底的に資産性を考慮して選ぶ」ということでした。
運よく私が購入できたのは、都内23区の駅徒歩3分圏内という好立地です。
これだけの条件であれば、よっぽどの天変地異がない限り、資産価値が暴落することはありません。
- 毎月のローンや管理費、固定資産税をトータルしても、同じ家賃で借りられる賃貸より1グレード上の生活ができている。
- 「残債は減るけれど、資産価値は落ちない」状態を作れている。
最悪、ガチャに外れたり生活環境が変わったりしても、「すぐに売れる、あるいは人に貸して自分は別の場所に住む」という選択肢が取れます。
流動性の高い物件を選び抜くことで、持ち家のデメリットを相殺したわけです。
究極の「ローエフォート(省エネ)」のために
また、私が駅徒歩3分にこだわったのは、単に売れやすいからだけではありません。
毎日の移動にかかる「時間と体力」を極限までセーブするためです。
せっかく家の中が心地よくても、駅から遠くて毎日ヘトヘトになって帰宅していては、仕事やブログ、投資の分析に使うエネルギーが奪われてしまいます。
私にとって駅近を選ぶことは、日々の生活をローエフォート(省エネ)で回し、本当に大切なことにリソースを集中させるための「仕組み化」でもあります。
都心部なので、通勤時間もほぼラッシュと逆方向になるというメリットもありました。
3. 買う場合も、借りる場合も「必ず現地を見に行け」
実は、私が今回の記事で一番お伝えしたい核心がこれです。
私は仕事柄(建築業界にいるアドバンテージもあり)、購入前にかなりの物件を猛勉強し、何件も現地に足を運びました。
その中で気づいた事実があります。
「資料上では、今の家より条件が良い好物件がいくつもあった」ということです。
利回りや駅からの距離、間取り、築年数といった「書類上の数字」だけを見れば、100点満点に見える物件たち。
しかし、実際に現地に行ってみると、全く違う顔が見えてきました。
- エントランスやゴミ置き場などの共用部がなんか汚い(管理が行き届いていない)。
- 昼間は静かだけど、夜になると周辺の環境がちょっと……。
家選びで絶対にやってはいけないのは、書類の数字だけで満足して決めてしまうことです。
現地に行かないとわからない空気感や、住民の質、管理状態が必ずあります。
私が最終的に選んだ今の家は、決して「100点満点」の家ではありません。
修繕積立金の値上がりリスクなども含め、「すべての項目が5段階評価の『4』。1や2という地雷が一つもない、平均4の家」でした。
突出した魅力はなくても、全項目が及第点であること。これこそが、長く快適に住み続けられ、将来も値崩れしにくい物件の条件なのです。
4. 投資の視点で見るか、最高の「消費」として見るか
ここまで、私の「資産性を重視した駅近マンション選び」をベースにお話ししてきましたが、実は持ち家が向いている人には、もう一つのパターンがあります。
それは、「家を資産ではなく、究極の消費財(趣味)として完全に割り切れる人」です。
資産性を考慮しようとすると、どうしても「都市部」や「駅近」に縛られ、購入コストも跳ね上がります。
しかし、「将来の売却価格なんてゼロになっても構わない。それよりも、この大好きな土地で、予算内で自分の好きなようにこだわりのマイホームを建てたい!」という目的がハッキリしているなら、それは投資的な損得ではなく、人生の幸福度を高めるための最高の消費です。
損得勘定を抜きにして「自分の理想の空間やライフスタイル」を手に入れられるのは、賃貸では絶対に不可能な、持ち家だけの特権なのです。
5. まとめ:やっぱり「どちらも正解」。大切なのは自分に合うかを見極めること
住宅ローンを組んで家を買うということは、ある人にとっては「手堅い老後リスクへの投資(ミニETFのような資産)」になり、またある人にとっては「人生を豊かにするための最高の消費」になります。
そして、買わずに身軽でいることを選ぶ賃貸も、変化の激しい現代において立派な戦略です。
だからこそ、最後にもう一度お伝えさせてください。
持ち家か、賃貸か。やっぱり「どちらも正解」なんです。
世間の「こっちが絶対得だ」「あっちを買うのは損だ」という極端な二元論に惑わされる必要は一切ありません。
- 「身軽さ」と「ガチャのリスク回避」を最優先したいなら、賃貸が正解。
- 「老後の安心」や「タイパの良さ」を資産性で担保したいなら、都市部の駅近が正解。
- 「損得抜きで、自分の理想の暮らし」を予算内で形にしたいなら、こだわりの持ち家が正解。
どれが一等賞ということはありません。
一長一短あるからこそ、私がいつもブログで言っているように「どれが今の自分、そしてこれからの自分の人生に合っているか」を、あなた自身の目で見極めることが何よりも大切です。
書類の数字やネットの意見だけで満足せず、まずは気になる街に足を運び、駐輪場やゴミ置き場のリアルな空気を五感で感じてみる。
そんな泥臭い一歩から、あなたにとっての「100点満点ではないけれど、全項目が4の納得の選択」を探してみてください。
どんな選択であれ、自分で徹底的に考えて決めた道なら、それがあなたにとっての最高の正解です。
現地でカンタン確認!
① 駐輪場やゴミ置き場等共用部の「乱れ」を見る
管理組合が機能しているか、住民の質が良いかは、綺麗なエントランスよりも「駐輪場」や「ゴミ置き場」に出ます。
自転車が白線からはみ出して雑然と置かれていたり、ゴミ置き場にルール違反の粗大ゴミがずっと放置されている物件は、いくらパンフレットが100点でも「実際の管理状態は2以下」です。
将来、資産価値が落ちるリスクが高くなります。
必ず最上階から階段を使って自分の足で降りてみてください。
② 共用掲示板の「日付」を見る
エントランス近くにある共用掲示板をチェックしてください。
直近の修繕スケジュールや、住民への注意書きが綺麗に整理されて貼られているでしょうか?
もし、数ヶ月前の古いお知らせが色褪せたまま放置されているようなら、管理組合や管理会社が「お休み状態」であるサインです。
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