MMPAです。
今回は**企業の「総合的な稼ぐ力」を測る指標=ROA(総資産利益率)**についてわかりやすく解説します。
ROE(自己資本利益率)がよく話題になりますが、企業の本当の実力を測るにはROAこそ重要です。
この記事では、ROAの基本、見方、注意点、そして投資判断での活用方法までしっかり押さえていきます。
ROAとは何か?(基本の定義)
ROA(Return On Assets)は 「企業が持っている総資産をどれだけ効率よく利益に変えられたか」を示す指標 です。
計算式はシンプル:
ROA = 当期純利益 ÷ 総資産
つまり、
- 大きな資産を持っていても利益が少なければROAは低く、
- 小さな資産でも効率よく利益を生めばROAは高くなる。
ここから言えるのは、ROAは“企業の総合力”を測る指標だということです。
ROAが示すもの──「経営効率」そのもの
ROAを見ると、その企業が
- 持っている工場
- 設備
- 事務所
- 在庫
- 現金や有価証券 など…
すべての資産を使ってどれだけ利益を生んだかがわかります。
言い換えると、
企業が持つ“道具一式”をどれだけ上手に使えているか?
これが ROAです。
ROAの目安:どれくらいなら優秀?
業種によって差はありますが、一般的な目安は次の通りです。
- ROA 5%:合格ライン(平均以上)
- ROA 10%:かなり優秀
- ROA 15%以上:超優良企業レベル
製造業など「資産が重い産業」はROAが低めになりがちで、
IT・ソフトウェア・広告・サービス業は比較的ROAが高くなります。
ROAとROEの違いは?
ROAとROEの違いを簡単に整理するとこうなります:
| 指標 | 何を測る? | 使う数字 | 向いている分析 |
|---|---|---|---|
| ROA | 企業全体の稼ぐ力 | 総資産 | 経営効率の把握 |
| ROE | 株主資本の収益性 | 自己資本 | 株主目線の収益性 |
ROEは「株主が出したお金をどれだけ増やしてくれたか」。
一方でROAは「企業全体の規模に対してどれだけ稼いだか」。
だから、企業の実力を判断するならROAが本質的です。
ROAが低い企業は何が問題?
次のようなケースが考えられます:
- 不要な資産を抱え、効率が悪い
- 過剰投資で設備だけ大きく利益が伴っていない
- 在庫が膨らみすぎている
- 事業ポートフォリオが非効率
- 利益率がそもそも低いビジネス構造
特に「大型投資を行ったのにROAが改善しない企業」は要注意です。
ROAを見るときのコツ
ROAを見る際は次の3つをセットで確認すると精度が上がります。
① 5年〜10年の推移を見る
1年だけではノイズ。
継続的に改善しているかが重要。
② 売上高営業利益率(営業利益率)と合わせて見る
ROAが高い企業は利益率も高いことが多い。
逆に利益率が低いとROAは上がらない。
③ 総資産回転率もチェック
ROA=利益率 × 総資産回転率
分解してどちらが効いているか把握すると深い分析ができる。
投資でROAをどう活用する?(実践ポイント)
高配当株でも成長株でも、ROAは重要な判断材料になります。
1. 「資産が大きいのに儲かっていない」企業を避けられる
資本効率の悪い企業は株価が長期的に伸びにくい。
2. 収益性の改善余地が見える
ROAが低くても改善の兆しがある場合、株価が伸びることも。
3. 同業他社比較にとても相性が良い
資産構成が近い業界ほどROA比較は効果的。
まとめ:ROAは“企業の地力”を測る重要指標
ROAは、
- 資産を効率よく使えているか?
- 無駄な投資をしていないか?
- 長期的に収益力が持続する企業か?
これらを一目で判断できる便利な指標です。
ROEばかりが注目されがちですが、
本質的な企業力を測るにはROAが欠かせません。
投資対象を選ぶ際は、ぜひROAもセットで確認してみてください。
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