MMPAです。
今回はビットコイントレジャリーファンドについて解説します。
──「企業が金庫にビットコインを入れて運用する」と何が起きるのでしょうか。
企業がビットコインをバランスシートに組み込み、「企業の資産運用の一部としてビットコインを保有する」という動きを体系化した投資戦略が Bitcoin Treasury Strategy(ビットコイントレジャリー戦略) です。
そして、この戦略を投資家向けにファンド化したものを ビットコイントレジャリーファンド と呼びます。
簡単に言えば、
企業版『ビットコイン積立投資』を、そのまま投資家も一緒に行える仕組み
というイメージです。
■ そもそも「トレジャリー戦略」とは?
トレジャリー(Treasury)とは「企業財務」を指します。
つまり、企業が手元資金や余剰資産をどのように管理し、どのように運用するかという領域です。
以前は、
- 定期預金
- 国債
- 短期債券ファンド
など、非常に保守的な運用が一般的でした。
しかし、2020年頃から流れが変わります。
マイクロストラテジー(MSTR)が積極的にビットコインを購入し始めたことをきっかけに、
「現金を持つよりビットコインのほうが、リスク調整後リターンが高いのでは?」
という考え方が広がりました。
その結果、
- 企業が財務戦略としてBTCを保有する
- そのモデルをファンドとして一般投資家に提供する
という流れが生まれ、これが ビットコイントレジャリーファンド です。
■ トレジャリーファンドの中身はどうなっているのか?
一般的な構成は次のようになります。
① 現物ビットコインの保有
ファンドの中心資産で、ETF同様、安全なカストディで保管されます。
② 短期債券・現金(キャッシュポジション)
ボラティリティ(値動きの大きさ)を抑えるため、資産の一部をキャッシュとして保持します。
企業財務らしい“安定性重視”の設計です。
③ ポートフォリオのリバランス
BTCが急上昇・急落した場合に、資産が偏りすぎないよう調整が入るケースがあります。
その結果、
- ビットコイン単体より値動きがマイルド
- 伝統資産より高めのリターンを狙える
という“中間的なリスク・リターン”を目指す商品になりやすいのが特長です。
■ どんな投資家に向いているのか?
- BTC100%は怖い
- でも株や債券だけだとリターンが物足りない
- 企業財務で採用される戦略を真似してみたい
という、ミドルリスクでBTCを組み込みたい層に向いています。
ETFよりもファンドごとの運用方針がはっきり分かれるため、特色が出やすい点も魅力です。
■ 注意すべきリスクは?
もちろんリスクも存在します。
● ビットコイン特有の価格変動リスク
キャッシュを混ぜても、BTCは依然として値動きが大きい資産です。
● 企業的な運用方針
ファンドによっては、投資家の値上がり益よりも
「財務の安定性」や「流動性」を重視する場合があります。
● 規制や税制の影響
国ごとに扱いが異なるため、地域差が大きい点にも注意が必要です。
■ なぜ今、注目が高まっているのか?
理由は明確です。
- ビットコインETFの普及
- 企業によるBTC保有の増加
- ビットコインが“コモディティ化”してきた
- 財務戦略にBTCを組み込む流れが世界的に進行
つまり、
“投機的なビットコイン”から “戦略的資産としてのビットコイン” へと進化している ためです。
この変化を象徴する存在が、ビットコイントレジャリーファンドと言えます。
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