◇ビットコイントレジャリーファンドとは?企業財務×BTCの新しい運用モデルを解説◇

MMPAです。

今回はビットコイントレジャリーファンドについて解説します。

──「企業が金庫にビットコインを入れて運用する」と何が起きるのでしょうか。

企業がビットコインをバランスシートに組み込み、「企業の資産運用の一部としてビットコインを保有する」という動きを体系化した投資戦略が Bitcoin Treasury Strategy(ビットコイントレジャリー戦略) です。
そして、この戦略を投資家向けにファンド化したものを ビットコイントレジャリーファンド と呼びます。

簡単に言えば、

企業版『ビットコイン積立投資』を、そのまま投資家も一緒に行える仕組み

というイメージです。


■ そもそも「トレジャリー戦略」とは?

トレジャリー(Treasury)とは「企業財務」を指します。
つまり、企業が手元資金や余剰資産をどのように管理し、どのように運用するかという領域です。

以前は、

  • 定期預金
  • 国債
  • 短期債券ファンド

など、非常に保守的な運用が一般的でした。

しかし、2020年頃から流れが変わります。

マイクロストラテジー(MSTR)が積極的にビットコインを購入し始めたことをきっかけに、

「現金を持つよりビットコインのほうが、リスク調整後リターンが高いのでは?」

という考え方が広がりました。

その結果、

  • 企業が財務戦略としてBTCを保有する
  • そのモデルをファンドとして一般投資家に提供する

という流れが生まれ、これが ビットコイントレジャリーファンド です。


■ トレジャリーファンドの中身はどうなっているのか?

一般的な構成は次のようになります。

① 現物ビットコインの保有

ファンドの中心資産で、ETF同様、安全なカストディで保管されます。

② 短期債券・現金(キャッシュポジション)

ボラティリティ(値動きの大きさ)を抑えるため、資産の一部をキャッシュとして保持します。
企業財務らしい“安定性重視”の設計です。

③ ポートフォリオのリバランス

BTCが急上昇・急落した場合に、資産が偏りすぎないよう調整が入るケースがあります。

その結果、

  • ビットコイン単体より値動きがマイルド
  • 伝統資産より高めのリターンを狙える

という“中間的なリスク・リターン”を目指す商品になりやすいのが特長です。


■ どんな投資家に向いているのか?

  • BTC100%は怖い
  • でも株や債券だけだとリターンが物足りない
  • 企業財務で採用される戦略を真似してみたい

という、ミドルリスクでBTCを組み込みたい層に向いています。

ETFよりもファンドごとの運用方針がはっきり分かれるため、特色が出やすい点も魅力です。


■ 注意すべきリスクは?

もちろんリスクも存在します。

● ビットコイン特有の価格変動リスク

キャッシュを混ぜても、BTCは依然として値動きが大きい資産です。

● 企業的な運用方針

ファンドによっては、投資家の値上がり益よりも
「財務の安定性」や「流動性」を重視する場合があります。

● 規制や税制の影響

国ごとに扱いが異なるため、地域差が大きい点にも注意が必要です。


■ なぜ今、注目が高まっているのか?

理由は明確です。

  • ビットコインETFの普及
  • 企業によるBTC保有の増加
  • ビットコインが“コモディティ化”してきた
  • 財務戦略にBTCを組み込む流れが世界的に進行

つまり、
“投機的なビットコイン”から “戦略的資産としてのビットコイン” へと進化している ためです。

この変化を象徴する存在が、ビットコイントレジャリーファンドと言えます。

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