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今回は株式投資やFXなどでよく出てくる「ボラティリティ(volatility)」について解説します。以降、短く「ボラ」と表記することがあります。
ボラティリティとは
ボラティリティとは、価格の変動の大きさを表す指標のことです。
値動きが大きいほど「ボラが高い」、値動きが小さいと「ボラが低い」と表現します。
例:
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1日の株価が1〜2%しか動かない銘柄 → 低ボラ
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1日の株価が10%以上上下する銘柄 → 高ボラ
なぜ重要なのか
投資家にとってボラは「リスクの大きさ」を測る目安になります。
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高ボラ銘柄 → 大きな利益を狙えるが、損失も大きくなりやすい
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低ボラ銘柄 → 値動きは小さいが、比較的安定して投資できる
実際の活用例
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リスク管理
ポートフォリオ全体のボラを抑えることで、相場急変に耐えやすくなる。 -
トレード戦略
短期トレードでは高ボラ銘柄の方が値幅を取りやすい。中長期投資では低ボラの安定銘柄を選ぶ場合が多い。 -
オプション取引
オプション価格はインプライド・ボラティリティ(予想変動率)に大きく依存する。
ボラの測り方(入門)
代表的な測定方法に「標準偏差」があります。過去の価格変動を使って変動の大きさを数値化します。
市場全体の期待変動を示す指標としては、VIX(恐怖指数)が有名です。
まとめ
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ボラティリティ=価格変動の大きさ
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高ボラはリスクもリターンも大きい
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投資スタイルに合わせてボラを意識することが重要


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