MMPAです。
今回は株式投資でよく使われるテクニカル指標「MACD」と、その中でも特に重要な「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」について解説します。
さらに、任天堂(7974)の株価チャートを例に、実際のシグナルを確認しつつその意味を解説していきます。
【DMM CFD】ならサポート充実!LINE問い合わせあり!
MACDとは?
MACD(Moving Average Convergence Divergence)は、トレンド強度や転換点を見極めるための指標です。
-
MACDライン:短期移動平均(例:12日)と長期移動平均(例:26日)の差。
-
シグナルライン:MACDラインをさらに平滑化した移動平均(例:9日)。
この2本の線が交差する局面が、売買タイミングの判断材料とされます。
ゴールデンクロスとデッドクロス
-
ゴールデンクロス:MACDラインがシグナルラインを下から上に突き抜ける。買いサイン。
-
デッドクロス:MACDラインがシグナルラインを上から下に突き抜ける。売りサイン。
さらに、MACDがゼロライン(中立ライン)を超えることで信頼性が高まるとされます。
任天堂の実例(2025年)
任天堂(7974)のチャート分析によれば、以下のようなタイミングが確認されています:
これらのシグナルは、それぞれ以下のように解釈できます:
-
4月15日(ゴールデンクロス):短期の上昇勢いが強まり、株価の転換点と考えられるタイミング。
-
4月24日(ゼロライン上抜け):勢いがさらに強まり、「上昇トレンドへ本格的に転換した」と見なせる局面。
- 7月4日(デッドクロス):トレンドが下落方向に転換する可能性が意識されるシグナル。
過去検証データ(バックテスト)
過去3年間(2022年〜2025年)の任天堂株を対象に「ゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売り」というルールで検証した結果、以下が明らかになりました:
-
利益:118,400円
-
利益率:約16.6%
-
売買回数:32回(上昇:11回、下落:21回)
ただし、勝率が高くない点や、ダマしも一定数発生している点には注意が必要です。
まとめ
-
MACDラインとシグナルラインのクロスは、買い・売りの判断材料になります。
-
ゴールデンクロス=買いサイン、デッドクロス=売りサインが基本。
-
任天堂株では、実際に4月にゴールデン→24日にゼロ上抜け、7月にデッドクロスという流れが発生しました。
- バックテストでは利益も確認されましたが、万能ではないため、他の指標やチャート分析と併用が必須です。
コメント