MMPAです。
ビットコインの価格が毎日ニュースになっています。
ビットコインが急騰し始めたころは「億り人」なんて言葉が飛び交い、仮想通貨(暗号資産)は今や投資の代名詞のようになりました。
しかし、ここで一つの素朴な疑問、いや「違和感」を感じるんですよね。
「これって本来、法定通貨に代わる『お金』として作られたものじゃなかったっけ?」
今の仮想通貨市場を見ていると、本来の「決済手段」としての目的はどこへやら、単なるマネーゲームの道具としてしか見られていない気がしてなりません。
今回は、この違和感の正体について深掘りしてみたいと思います。
1. 「今日5,000円、明日8,000円」の通貨は使えない
仮想通貨が日常の支払いとして使いづらいい最大の理由は、皮肉なことにその「激しすぎる値動き」にあります。
想像してみてください。
今日5,000円で売っている服をビットコインで買ったとします。
ところが、翌日ビットコインの価値が爆上がりして、昨日使った分が「8,000円相当」になっていたらどうでしょう。「昨日買わなきゃよかった!」と後悔するはずです。
逆に、お店側も困ります。
5,000円の商品を売ってビットコインを受け取ったのに、翌日に価値が3,000円に暴落してしまったら、商売があがったりです。
「価値が一定ではない」ということは、通貨としては致命的です。
多くの人が「もっと上がるかも」と期待して手放さない(ガチホする)以上、それは「使うための通貨」ではなく「貯め込むための資産」になってしまっているのです。
ビットコインとは?
2. 「株」への投資と「仮想通貨」への投資は何が違うのか?
「投資の対象としか見られていないのは、株も同じじゃないか」と思いますよね。
しかし、この二つには決定的な「本来の意味」の違いがあります。
株式会社の株は、本来「事業を応援するためのチケット」です。
投資家がお金を出し、会社がその資金で新しいサービスを作り、社会を便利にし、利益を出す。
その成果を配当として分かち合うのが株の仕組みです。
つまり、そこには「価値の生産」というプロセスがあります。
この辺りは以前のブログで詳しく解説しています。
そもそも株式会社って何が得なの?
一方で、ビットコインなどの仮想通貨は、それ自体が何かを生産するわけではありません。
あくまで「非中央集権的な送金・決済システム」という「インフラ」です。
今の状況を例えるなら、**「まだ誰も住んでいない未開の土地の通貨を、いつかそこが大都会になることを見越して、投資家たちが先行して買い占めている」**ような状態です。
本来はそこで経済活動が行われるための道具なのに、道具そのものを奪い合って価格が吊り上がっている。
これが、私が感じる違和感の正体なのかもしれません。
3. 「投資」から「実利用」へ、違和感が消える日は来るか
では、仮想通貨はこのまま「単なるデジタルゴールド(投資対象)」で終わってしまうのでしょうか?
実は、この違和感を解消しようとする動きも始まっています。
例えば、米ドルなどの法定通貨と価格が連動するように設計された**「ステーブルコイン」**。これなら「明日価値が変わるかも」という不安なく、ブロックチェーンの「安くて早い」というメリットだけを享受できます。
また、ビットコイン自体も、少額決済を高速で行うための「ライトニングネットワーク」などの技術開発が進んでいます。
まとめ:私たちは「未来」を取引している
現状、仮想通貨が「投資」としてしか見られていないのは、まだこの技術が**「実用化の前段階」**にいるからだと言えます。
「本来の目的と違う使われ方をしている」という違和感は、当然の感覚かもしれません。
道具は使われてこそ価値があるもの。
今後、このデジタルな資産が「価格の乱高下を楽しむ対象」から、「誰もが当たり前に支払いに使うインフラ」へと脱皮できるのか。
その時こそ、ビットコインの価格がいくらであるかよりも、その「便利さ」が語られる時代になるはずです。
私たちは今、壮大な「社会実験」の真っ只中にいるのかもしれません。
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