●急激な円高で日経平均株価は下落ー内心穏やかではいられないー●

MMPAです。

最近の為替相場は、つい先日までの160円に迫る勢いが嘘のように、150円台前半まで円高が進みました。
今回の急変の引き金と言われているのが、日銀や米当局による「レートチェック」の噂です。
当局が銀行に対して為替レートを確認するこの動きは、実弾介入の「前触れ」とされ、市場は一気に警戒モードに入りました。
財務省は「ノーコメント」を貫いていますが、その沈黙こそが当局の本気度を物語っているようにも見えます。

それに呼応するように、日経平均株価をはじめとする国内株式は一時1000円近くも下げました。
ネット上では「ブラックマンデーになる」というような投稿もみられました。

画面に並ぶマイナスの数字を見て、「このままどこまで下がるのか」と不安を感じている方も多いかもしれません。
しかし、私は「長期的には、円高の方が日本経済にとって良いのではないか。」と考えています。

今回は、なぜ今「円高=株安」が起きているのかという厳しい現実を直視した上で、それでも私が狼狽売りをせず、むしろこの先に希望を見出している理由について、個人的な見解をまとめてみたいと思います。


なぜ今、「円高=株安」が起きているのか?

まず、現実に起きている「円高になると株が売られる」というメカニズムを整理しておきましょう。これには主に2つの理由があります。

① 輸出企業の利益目減り

日本を代表するトヨタなどの巨大製造業は、海外で稼いだ外貨を円に換算して決算を出します。
1ドル150円で計算していた利益が140円になれば、それだけで利益が数千億円単位で目減りしてしまいます。
株式市場は「利益の減少」を嫌うため、機械的に売りが出されるのです。

② 「円キャリー取引」の解消という需給パニック

これが今回の急落の裏側にある「パズル」です。
世界中の投資家は、これまで超低金利だった「円」を安く借り、それをドルに変えて米国株や日本株に投資してきました。
しかし、円高が進むと、借りた「円」を返すためのコストが跳ね上がります。
損を出す前に慌てて株を売り、円を買い戻して返済しようとする動きが連鎖します。
つまり、企業の価値とは関係なく、投資家の「都合」で株が叩き売られている側面が強いのです。


円高が日本を健全化する理由

こうした嵐の中にいても、私が「円高への回帰はポジティブだ」と考えるのには根拠があります。

1. 「購買力」の回復と生活の安定

私たちは、安すぎる円のせいで「輸入インフレ」に苦しんできました。
ガソリン代、電気代、食料品。円安は実質的に、国民全員への「ステルス増税」のようなものでした。
仮に1ドル120円程度まで円高が進めば、輸入コストが下がり、私たちの生活に余裕が生まれる可能性があります。
日本経済の約6割は個人消費です。
家計が元気になれば、内需企業が潤い、結果として経済の土台が底上げされます。

2. 企業の「稼ぐ力」の真価が問われる

円安による増益は、言わば「為替のドーピング」です。
これに頼りすぎると、企業はイノベーションを怠ります。
かつての「超円高時代」を乗り越えてきた日本企業は、120円程度の水準であれば十分に利益を出せる体質を持っていると思います。
円高局面こそ、本当に付加価値の高いサービスを提供している「本物の成長株」が輝く時期じゃないかと思うのです。

3. 海外資産を安く買えるチャンス

また、強い通貨(円)を持っていれば、日本企業は海外の有望な企業や資源、不動産を割安で購入できます。
これは将来の日本に富を運んでくる「種まき」になります。
円の価値が高いことは、国力そのものの強さの証明でもあるのです。


「狼狽売り」は必要ない、という個人的な結論

もちろん、投資に絶対はありませんし、私も本心は穏やかではありません(笑)
このまま下降トレンドに入ってしまうのか、介入による一時的な円高でとどまるのか・・・
不安は常に付きまとっています。

しかし、私は今回の下げを**「日本株の終わり」ではなく「質の変化」**だと捉えています。

もちろん、政府の介入による一時的な円高にとどまり、今後また円安に進む可能性も十分に考えられます。

これまでの日本株は、円安を背景にした「割安感」で買われてきました。
これからは、円が適正な価値に戻っていく中で、それでも利益を伸ばせる強い企業、あるいは内需の復活を追い風にできる企業が評価される時代に移ります。

もしあなたが、為替の変動に左右されない独自の強みを持った「成長株」をポートフォリオに持っているなら、目先のパニックに流されて売ってしまうのはもったいないかもしれません。

事実、月曜日は大きく下げた日経平均株価も翌火曜日には53000円台を回復しています。

ほんの1年前は日経平均株価は今より1万円以上も安かったことを考えれば、今の水準で狼狽する必要はないでしょう。

株価が下がれば配当利回りが上がるのでどっしりと構えてもいんじゃないでしょうか。

皆さんは、この円高局面をどう捉えますか?

※筆者個人の見解をまとめたものです。投資にはリスクが伴います。最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行われるようお願いいたします。


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