MMPAです。
― “配当の秋”に駆け込む個人投資家のチェックリスト ―
2025年10月21日付のカブタン(株探)で、
「まだ間に合う、10月配当〖高利回り〗ベスト30 <割安株特集>」 という記事が掲載されました。
3月・9月決算の配当ラッシュが終わった今、
「次に狙える高配当株」を探している人にはちょうどいいタイミング。
この記事では、株探が公開したデータをもとに、
10月配当銘柄の傾向と注目株、そして投資家として気をつけたいポイントを整理してみました。
📊 10月配当は意外と“穴場”
3月・9月に比べて10月決算銘柄は少ない。
だからこそ、配当取りを狙う投資家が分散している=競争が少ないというメリットがあります。
カブタンによると、10月権利確定の高配当銘柄には、
利回り4〜6%台の中小型株が多く、
中にはPER10倍未満の割安株も。
たとえば──
- 稲葉製作所(3421):利回り約4.4%。金庫・倉庫で堅実経営
- アサンテ(6073):シロアリ防除で安定需要。利回り4%台
- 日本アクア(1429):住宅断熱材で成長中。配当性向も良好
など、派手さはないものの、**「地味に強い企業」**が並びます。
💰 「高配当=安心」とは限らない
ここで注意したいのが、利回りの数字の裏側です。
たとえば株価が下がれば、利回りは自動的に上がります。
つまり「高利回り」に見えても、**実態は業績悪化による“見かけ倒し”**のケースがある。
また、一時的な特別配当や自社株買いで利回りを引き上げている企業もあるため、
継続性のチェックが不可欠です。
高配当株を狙うなら、少なくとも以下の条件を満たしているか確認しておきましょう👇
✅ 営業利益率:10%以上
✅ 自己資本比率:40%以上(理想は60%)
✅ 営業CF:毎期黒字
✅ 配当性向:30〜50%
数字の裏にある“持続力”こそが、真の配当の源泉です。
📈 長期保有なら「安定キャッシュフロー」企業を
配当取りで短期参戦する投資家も多いですが、
長期で考えるなら安定キャッシュフロー企業を選ぶのが鉄則。
とくに2025年は円安・資源高が継続しており、
輸出企業やエネルギー関連の一部には追い風が吹いています。
中小型株でも、
「キャッシュフローが安定していて、内部留保が厚い企業」は、
年末にかけて“配当再評価相場”で再注目される可能性があります。
🧭私の所感
10月配当銘柄は、言うなれば**“少数精鋭の秋配当”。
5%超の数字に目を奪われるよりも、「なぜ配当を維持できるのか」**を見極めたい。
正直、個人的には「高利回り=お得」ではなく、
“減配しにくい企業”=安心のほうが投資の本質だと思っています。
SBI証券のスクリーニング機能なら、
「権利確定月=10月」「配当利回り3%以上」と条件を入れるだけで、
候補銘柄を一発で確認可能です。
これから権利付き最終日(※10月28日予定)までの数日間、
**“秋の配当駆け込み寺”**として、チェックしておいて損はありません。
🪙 まとめ
- 10月配当銘柄は競争少なく“穴場”
- 数字の利回りよりも継続性と財務健全性を重視
- SBI証券のスクリーニングで早めに確認を
「配当を取る」のは簡単でも、
「配当を維持できる企業を選ぶ」のは一段上の技。
その違いを意識できるかどうかが、高配当投資の分かれ道です。
参照記事
まだ間に合う、10月配当【高利回り】ベスト30 <割安株特集>
SBI証券
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