MMPAです。
今回は高配当株のリスクについて、自分の経験と考えを交えて整理してみます。
私は配当重視の投資をしており、「安定して配当がもらえる株」を中心にポートフォリオを組んでいます。
しかし、高配当は魅力的な反面、裏にはさまざまなリスクが潜んでいます。
単純に利回りだけで飛びつくと、痛い目を見ることもあります。
そこで、自分なりにリスクの目安や注意点を整理してみました。
1. 高配当株のリスクの目安
私が一つの目安にしているのは、**配当利回り5%**です。
利回りが5%を超えてくると、配当性向が非常に高い銘柄が出てきます。
配当性向とは、会社が稼いだ利益のうちどのくらいを配当に回しているかを示す指標です。
利益に対して無理に配当を出している場合、景気が悪化したときや業績が下がったときに減配のリスクが高まります。
また、減配が起きると株価も連動して下がることが多いです。
利回りが高いと「今後もずっと同じ配当がもらえる」という誤解をしがちですが、実際には業績次第で大きく変動します。
個人的には、利回りが5%を超える場合は「魅力的だけど危険な銘柄」と認識しています。
さらに特殊なケースとして、ダイドーリミテッドのようにアクティビスト(株主権益を行使する投資家)が関与して企業戦略に変化がある場合もあります。
利回りだけではなく、会社の経営方針や株主構成もある程度把握しておくと安心です。
2. 安定企業との比較
日経平均株価構成銘柄を見てみると、配当利回りは平均で2%前後です。
大手企業でも3〜4%台が多く、5%を超える銘柄は少数派です。
利回りが高ければ高いほど、裏にはそれなりのリスクが隠れていることが多いのです。
例えば、私がポートフォリオで保有している銘柄でも、利回り3〜4%の企業は比較的安定しています。利益やキャッシュフローも安定しているため、減配のリスクは低めです。
一方で、利回り5%を超える銘柄は業績や配当性向の変化に敏感で、株価も揺れやすいです。
3. 配当株投資での私の考え方
高配当株を選ぶとき、私は次の点を重視しています。
- 業績の安定性
配当は企業の利益から支払われるものです。長期的に安定した売上・利益を出せるかどうかが大切です。 - 配当性向
利益の何割を配当に回しているか。過剰な配当は将来的な減配リスクにつながります。 - 株価の適正
高配当だけに飛びつくと、割高な株をつかむことがあります。株価も重要な判断材料です。
私の場合、利回り4%前後で安定している銘柄を中心にポートフォリオを組んでいます。
数字だけで飛びつかず、業績や配当性向を確認することで、長期的に「守り」を重視した運用が可能です。
4. 高配当株投資で心がけること
- 利回りだけに注目しない
数字だけに目を奪われると、リスクを見落とします。利回りが高すぎる場合は、なぜ高いのかを分析することが重要です。 - 業績や配当性向を必ず確認する
配当が維持可能かどうかは、業績次第です。長期投資では必須の確認作業です。 - 分散投資を意識する
高配当株ばかりに集中すると、減配や株価下落の影響を受けやすくなります。業種や銘柄を分散してリスクを軽減しましょう。
まとめ
高配当株は魅力的ですが、利回りが5%以上になるとリスクも大きくなる傾向があります。
減配や株価下落など、想定外の事態が起きる可能性もあります。
日経平均銘柄や安定企業と比較しながら、自分のルールに沿った投資判断をすることが大切です。
私自身も試行錯誤の毎日で、まだまだ勉強中です。
高配当株は「守り」を意識した投資として有効ですが、数字だけで飛びつかず、自分の投資スタイルに合った銘柄を選ぶことが安心です。
個人的には、利回り4%前後で安定している銘柄を中心に組むのが安全だと考えています。「高配当=安全」とは限らないことを意識して投資するのがポイントですね。
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