MMPAです。
前回の記事でPERとPBRの基礎を解説しました。
今回はその指標を実際にどう使って株を判断するかを具体的にまとめます。
1. PERの実践的な見方
- 目安
- 10倍前後 → 割安の可能性
- 15〜20倍 → 平均的
- 30倍以上 → 割高、成長期待が高い
- ポイント
- 成長企業は高PERでも妥当な場合がある
- 赤字企業はPERがマイナスになるので注意
- 過去のPER推移と比較すると割高・割安がわかりやすい
- 具体例
- 株価1000円、EPS50円 → PER20倍
- 過去5年平均が15倍 → 今は割高気味
2. PBRの実践的な見方
- 目安
- 1倍未満 → 株価が純資産を下回っており割安
- 1〜2倍 → 標準的
- 2倍以上 → 株価が純資産より高く評価されている
- ポイント
- 資産が多いが利益が出ていない企業はPBRが高くても注意
- 銀行・不動産など資産重視の業種ではPBR1倍前後が割安目安
- 具体例
- 株価1000円、BPS500円 → PBR2倍
- 業界平均1.5倍 → 少し割高と判断
3. PERとPBRを組み合わせる
- PER低・PBR低 → 利益・資産の両面で割安。買いのチャンス
- PER高・PBR高 → 割高、注意が必要
- PER低・PBR高 → 利益は少ないが資産が評価されている
- PER高・PBR低 → 利益は伸びているが資産価値は低い
組み合わせることで、単独では見えない株の特徴を掴めます。
まとめ
- PER=利益に対する株価評価
- PBR=資産に対する株価評価
- 両方を組み合わせて株の割安・割高を判断する
- 過去の推移や業種平均と比較するのが実践的
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