MMPAです。
前回の記事では「CFDとFXの違い」を整理しました。
今回はもう一つよく比較される 「CFDと先物取引」 の違いについて解説します。
そもそも先物取引とは?
先物取引とは、「将来のある時点で商品をあらかじめ決めた価格で売買する契約」 のことです。
日経225先物、金先物、原油先物などが代表的です。
実際にモノを受け渡すのではなく、多くの場合は差金決済(差額だけのやりとり)で取引が終わります。
CFDと先物の共通点
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現物を持たずに差額だけを決済する
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レバレッジを使える
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株価指数や商品(金・原油など)を対象にできる
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買い(ロング)も売り(ショート)も可能
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CFDと先物の違い
項目 | CFD | 先物取引 |
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有効期限 | なし(好きなだけ保有できる) | あり(限月ごとに期限が決まっている) |
取引単位 | 柔軟(小口から可能) | 決まっている(例:日経225先物はラージ・ミニ単位) |
取引時間 | 商品によって異なるが柔軟 | 市場により決まっている |
コスト | スプレッド中心 | 取引所手数料などが発生 |
主な利用者 | 個人投資家向けに使いやすい | 機関投資家やプロの取引に多い |
どちらを選ぶべき?
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小口で柔軟に取引したい → CFD
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本格的にヘッジや大口取引を行いたい → 先物取引
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個人投資家にとっては、手軽さ・取引単位の小ささからCFDの方が取り組みやすいケースが多いです。
まとめ
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CFDと先物は対象が似ているが、仕組みや使いやすさに違いがある
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CFDは「期限がない」「小口で取引できる」点が初心者に向いている
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先物はプロや機関投資家向けに制度化されている
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