MMPAです。
オルカンとS&P500はETFのなかでも人気の投資商品です。
実際どちらがいいんでしょうか。
こんな記事があったので紹介します。
「S&P500」より「オルカン」がおすすめなのは明らか…歴史とデータが指し示す「もっとも賢い投資術」
https://news.yahoo.co.jp/articles/59fb6b8725bea52d4ea93a3ee54e70840a7f117b?page=1
この記事を読んで、結論からいうと「どっちも」です。
以下記事の概要です。
米国株だけで本当に大丈夫? 歴史が教える「全世界分散」の重要性
新NISAが始まり、S&P500連動型インデックスファンドが大人気です。
確かに、過去13年間、S&P500は年平均12.8%という驚異的な成長を遂げてきました。AppleやAmazonなど米国の巨大企業は世界をリードし続けています。
しかし、投資の世界には不変のルールがあります。
過去の実績は未来を保証しない
1. 栄枯盛衰は歴史の必然
17世紀はオランダ、18〜19世紀はイギリス、そして20世紀以降はアメリカが経済覇権を握ってきました。
しかし、どの国も永遠にトップではありません。もし当時の投資家が「自国株だけ」に固執していたら、次の覇権国の成長を取り逃していたでしょう。
2. 新興国・資源国の力
2000年代のBRICsブームでは、新興国株式市場が急成長し、S&P500のパフォーマンスを大きく上回りました。
また、米国株が低迷した時期にも、資源国オーストラリアの市場は底堅く推移しました。
人口動態も追い風です。
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- インド:2023年に人口世界一となり、労働人口が今後数十年増加
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- ASEAN:人口約6.7億人、平均年齢30歳と若く中間層拡大中
3. 「期待」と「現実」のギャップ
現在の米国株はPER約22倍・PBR約4.5倍と非常に高いバリュエーションです。
一方、新興国市場はPER約14倍、PBR約1.6倍と割安。
高バリュエーションは将来リターンを制限し、逆に割安市場はわずかな改善で株価が大きく動く可能性があります。
4. 世界的にも推奨される分散投資
米国人向けの名著でも「国際分散投資は必須」と明言されています。
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- 『ウォール街のランダム・ウォーカー』:米国外株を30〜40%組み入れるべき
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- 『敗者のゲーム』:自国バイアスを克服せよ
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- ハリー・マーコウィッツの理論:異なる資産に分散しリスク調整後リターンを最大化
私の見解
私も分散投資は必須だと考えています。
でも。両社の優劣はつけがたいと思っています。
結局どっちもってことなんです(笑
そのうえで、運用の基本軸はオルカン(全世界株)+S&P500の2本立てです。
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- オルカンで世界全体の成長を取り込み
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- S&P500で依然強い米国の成長にも乗る
中国や新興国の追い上げは無視できませんが、少なくとも今後数年でアメリカが急速に衰退するとは思えません。
ただ、この記事の筆者が述べている「分散投資の重要性」は、私自身の方針とも一致しています。
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