MMPAです。
今日は興味深い記事を見つけたのでご紹介します。
テーマは「利益成長“青天井”銘柄」です。
株式市場では高配当銘柄ばかりが注目されがちですが、成長株にも注目すべきリストがありました。
記事の概要
今回の記事は、7月下旬から8月中旬の決算シーズンで過去最高益を更新した企業をピックアップし、さらに今期も最高益を見込む「利益成長が青天井」状態の銘柄を総集編として25社まとめたものです。
選定基準は以下の通り:
- 25年4-6月期に四半期ベースで過去最高益を更新
- 今期(通期)も過去最高益を見込む
- 時価総額4000億円以上の企業
その中でも特に目立ったのは以下の銘柄です。
- アドバンテスト(6857)
AI半導体需要の拡大で検査装置が急伸。4-6月期利益は前年を72%上回り、通期予想も大幅上方修正。株価は上場来高値を更新中。 - 大塚商会(4768)
Windows10サポート終了に伴うパソコン更新需要を取り込み、IT投資需要の強さも追い風。利益予想を上方修正し、3期連続の最高益へ。 - ラクス(3923)
経費精算システム「楽楽精算」や電子請求書「楽楽明細」が好調。利益は前年同期比56%増で、3期連続の最高益見込み。株式分割も発表。 - 八十二銀行(8359)ほか地方銀行株
日銀の利上げ効果で貸出金利が上昇。資金利益や株式売却益が利益を押し上げ、2期連続で最高益を予想。めぶきFG、千葉銀、ふくおかFGなどもリスト入り。 - サンリオ(8136)
中国を中心にライセンス事業が拡大。国内グッズ販売も好調で、通期予想を増額修正、配当も引き上げ。株価は8月に上場来高値を更新。
このほか、野村総研、住友不動産、阪急阪神、マクドナルド、太陽HDなど幅広い業種が並びました。
初心者も安心!サポート充実の【DMM 株】(PR)個人的な考察
今回のリストは非常に示唆的です。
特に目立つのは「AI関連半導体」と「銀行株」。
アドバンテストの好調は世界的なAI需要の裏付けであり、日本市場においても半導体関連の成長余地が大きいことを物語っています。
一方で、銀行株は「利上げ」というマクロ環境の変化がダイレクトに業績へ反映された形。
低PBRで放置されてきた地方銀行株が一斉に最高益を更新している点は、投資家にとっても注目すべき流れです。
サンリオやラクスのような内需・サービス系も好調で、成長株=ハイテク一辺倒ではない多様性も感じられました。
ただし注意点もあります。
PERが高い銘柄(ラクス・モノタロウなど)は業績成長が鈍化した瞬間に株価が急落するリスクもあるので、投資タイミングは見極めが必要です。
逆に銀行株のようにPER一桁台の銘柄はまだ割安感が残っており、配当と成長の両方を狙える余地があります。
まとめ
この記事を通じて見えてくるのは「最高益更新=株価上昇の材料」であることです。
短期的なテーマ株に飛びつくよりも、こうした実績を伴った成長株をウォッチすることが投資リスクを減らす一手だと感じました。
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元記事はこちら
利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第1弾 25社選出 <成長株特集>
https://s.kabutan.jp/news/n202509210096/

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