MMPAです。
米トランプ政権の高関税政策によって、日本の自動車メーカー各社の業績に大きな影響が出ています。
2025年8月7日までに、大手7社(トヨタ・ホンダ・日産・スバル・マツダ・スズキ・三菱)の決算が出そろいました。
私はトヨタ株を保有していることもあり、今回は株主目線で各社の実績と予想を整理しました。
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トヨタ:売上過去最高も、関税直撃で減益に
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売上高:12兆2533億円(前年同期比 +3.5%、過去最高更新)
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営業利益:1兆1661億円(前年同期比 -10.9%)
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当期利益:8413億円(前年同期比 -36.9%)
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関税影響額:4~6月期だけで4,500億円
👉 株主目線
売上はしっかり伸びていますが、関税負担で利益が圧迫されています。通期では1兆4000億円の関税負担が見込まれており、これはさすがのトヨタでも無視できない額。
一方で、米国でのシェアはトップクラスを維持しており、関税が引き下げられた瞬間に利益が戻る可能性も大きいと考えています。
ホンダ・日産・マツダ:厳しい決算が続く
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ホンダ:売上5兆3402億円(-1.2%)、四輪事業は赤字転落。通期も大幅減益見通し。
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日産:営業利益791億円ながら純損益は1157億円の赤字。通期見通しは「公表見送り」。不透明感が強い。
マツダ:米依存度が高く、通期純利益は82.5%減の見通し。株主にとってはかなり厳しい数字。
スバル・スズキ・三菱:比較的影響は軽微だが
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スバル:売上は増収(+11.2%)ながら利益は減少。関税影響は2100億円を見込む。
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スズキ:北米4輪撤退済みのため関税影響は軽微(400億円)。業績は比較的堅調。
三菱:純利益が97%減と大幅悪化。通期見通しも厳しい。
全体まとめ:関税インパクトは2兆6733億円
大手7社の関税影響額は、
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第1四半期(4~6月):7,830億円
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通期見通し(2026年3月期):2兆6733億円
と巨額にのぼります。
特にトヨタのように米国依存度が高いメーカーほど、関税の影響は大きく、株価にも重しになっている印象です。
株主としての視点
私はトヨタ株を保有していますが、今期は「我慢の期」だと考えています。
米国市場での競争力は依然として強く、関税が下がった瞬間に利益が跳ね返るポテンシャルを秘めているからです。
短期的には株価が重い展開になるかもしれませんが、中長期では大きなチャンスが待っていると感じています。
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