MMPAです。
ETF(投資信託)をしようと思うとアルファベットの羅列を目にします。
はっきり言って自分でもよくわからないので、自分なりに調べたことをまとめてみました。
少々長いですが参考になれば幸いです。
高配当ETFは「毎月・毎年の現金収入を得たい投資家」にとって、有力な選択肢です。
しかし、高配当と一言で言っても、戦略・リスク・リターンは大きく異なります。
米国で人気の高い以下のETFを比較し、目的別の使い分け方を解説します。
1. VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)
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運用会社:バンガード
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主な構成:ジョンソンエンドジョンソン、JPモルガンなど
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配当利回り:3〜4%
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経費率:0.06%
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分配頻度:年4回
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特徴
米国の高配当大型株に幅広く分散。安定性が高く、長期保有に向いている。成長性もある程度あり、バランスが取れたETF。
2. QYLD(Global X NASDAQ-100 Covered Call ETF)
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運用会社:Global X
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主な構成:NASDAQ100全体+カバードコール戦略
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配当利回り:10〜12%
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経費率:0.60%
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分配頻度:毎月
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特徴
高配当だが、成長の上昇益を放棄して配当を得ているため、元本が減りやすい。毎月の不労所得に特化。
3. JEPI(JPMorgan Equity Premium Income ETF)
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運用会社:J.P. Morgan
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主な構成:S&P500の安定株+カバードコール
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配当利回り:7〜10%
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経費率:0.35%
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分配頻度:毎月
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特徴
QYLDより成長性と元本維持に優れる。高配当かつ比較的安定した値動きを持つETF。
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4. SCHD(Schwab U.S. Dividend Equity ETF)
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運用会社:チャールズ・シュワブ
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主な構成:コカ・コーラ、P&G、ホームデポなど
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配当利回り:3〜4%
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経費率:0.06%
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分配頻度:年4回
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特徴
財務・収益・配当実績の良い企業を選定。過去のトータルリターンが高く、安定性と成長性のバランスが非常に優秀。
5. HDV(iShares Core High Dividend ETF)
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運用会社:ブラックロック(iShares)
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主な構成:エクソンモービル、ジョンソンエンドジョンソンなど
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配当利回り:3〜4%
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経費率:0.08%
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分配頻度:年4回
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特徴
ヘルスケア・エネルギーなど「守り」に強い業種が中心。高配当でありながらディフェンシブ性が高く、景気後退局面にも強い。
6. QQQ(Invesco QQQ Trust)
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投資対象:NASDAQ100(非金融大型株)
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利回り:1%未満
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経費率:0.20%
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分配頻度:年4回
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特徴
高配当ETFではないが、QYLDのベースになる指数。配当は少ないが成長性は非常に高い。資産形成のエンジンとして活用される。
7. 各ETFの比較まとめ
項目 | VYM | QYLD | JEPI | SCHD | HDV | QQQ |
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タイプ | 高配当 | 超高配当 | 高配当+成長 | 高配当+成長 | 高配当(守備型) | 成長型 |
利回り | 約3〜4% | 約10〜12% | 約7〜9% | 約3〜4% | 約3〜4% | 0.5〜1% |
元本成長性 | 中 | 低 | 中 | 中〜高 | 低〜中 | 高 |
分配頻度 | 年4回 | 毎月 | 毎月 | 年4回 | 年4回 | 年4回 |
戦略 | 大型配当株 | カバードコール | 株+コール戦略 | 財務優良株 | 業種厳選型 | グロース株集中 |
経費率 | 0.06% | 0.60% | 0.35% | 0.06% | 0.08% | 0.20% |
投資初心者向き | ◎ | △ | ○ | ◎ | ○ | △ |
8. 目的別おすすめの選び方
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毎月の配当重視 → QYLD、JEPI
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安定成長+配当 → VYM、SCHD
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防御力重視の配当 → HDV
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- 成長重視で比較用 → QQQ
第2回では、世界分散型ETFである「オルカン(全世界株)」や「S&P500」と、これら高配当ETFを比較します。
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資産形成の効率
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配当 vs トータルリターン
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長期戦略における組み合わせ方
を分かりやすく解説予定です。
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