MMPAです。
2026年度の業績予想が出揃う中、ダイヤモンド・ザイなどのマネー誌では「来期が増配&増益の「高配当株」」が発表され、利回り5%〜7%超という数字が並びました。
配当狙いの中長期投資をするにあたって、当然ながら増配傾向や配当利回りは非常に大切な要素です。
しかし、私たち個人投資家が本当に見るべきは、表面上の「利回り」や「増配」ではありません。
今回は、ランキングの裏に隠された罠と、私が注目した「中長期で持てる優良銘柄」について詳しく解説します。
1. 表面利回りに騙されてはいけない理由
ランキング1位のFPG(7148)は利回り7%超と圧倒的ですが、ここで冷静にチェックすべきは**「配当性向(利益の何%を配当に回しているか)」**です。
FPGは配当性向が60%を超えています。
ランキング上位に名を連ねる銘柄の中には、配当性向が50%〜100%に近いものが少なくありません。これは、企業が稼いだ利益のほとんどを配当として吐き出している状態です。
- リスク1:減配への脆弱性 利益の余裕がないため、少しでも業績が悪化すれば、すぐに配当を維持できなくなり「減配」へと繋がります。
- リスク2:成長投資の不足 利益をすべて配当に回すということは、将来の成長のための投資(設備投資や研究開発)を後回しにしている可能性があります。
「利回りが高いから」という理由だけで投資するのは、砂上の楼閣に家を建てるようなものです。
2. ランキングの中で配当性向が抑えられている2銘柄
ランキングの上位10銘柄の中で、私が「配当の持続性と成長性のバランス」において信頼度が高いと判断したのが、以下の2銘柄です。
① アネスト岩田(6381)
塗装機メーカー大手のアネスト岩田は、ランキング上位ではありませんが、その中身は非常に優秀です。
- 注目ポイント:配当性向が41.6%と無理のない範囲に抑えられています。これは、利益にしっかりとした「余力」がある証拠です。
- 将来性:2028年3月期に過去最高益の更新を見込むなど、成長のシナリオが明確です。
- 強み:ROE(自己資本利益率)は約10%を目標としており、資本効率も良好。さらに「累進配当(減配せず増配を目指す)」に近い還元姿勢は、中長期投資家にとって最大の安心材料となります。
② タチエス(7239)
自動車シート製造のタチエスは、構造改革を経て「化ける可能性」を秘めた高配当株です。
- 注目ポイント:利回り5%超を誇りながら、PBR(株価純資産倍率)は0.7倍台と極めて割安な水準に放置されています。
- 将来性:不採算だった中国事業の整理が進み、収益性が急速に改善。ROEも回復傾向にあります。
- 強み:配当性向は31.5%低めに抑えられているため、将来的な「増配の余地」の可能性があることも魅力です。
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3. 個人投資家が勝つための「銘柄選定」の本質
機関投資家やプロのトレーダーは、短期的な数字やニュースに振り回されがちですが、私たち個人投資家の最大の武器は「時間」と「選別眼」です。
ランキングを眺めて「7%は凄いな」と思うのではなく、**「なぜこの企業はこんなに高い配当を出せるのか?」「無理をしていないか?」**と一歩踏み込んで考えることが大切です。
その中では、まず配当性向に注目するとその銘柄の特性をつかみやすくなると思います。
- 無理して7%出す企業:リスクが高く、信頼度は下がる。
- 余裕を持って5%出せる企業:成長と配当の「ダブル取り」が期待できる。
配当性向をきっかけに、中長期スパンで企業の事業内容や業績をしっかり読み取り、本質的な価値を見極めましょう。
まとめ
「高配当株投資」は、一度買って終わりではありません。 投資してからも、配当性向の推移や事業の進捗を「ほったらかしにしすぎず」見守ることが大切です。
投資に「絶対」はありません。
その中でいかに安定性を高めていくか。
それは、目先の利回りという「点」だけを見るのではなく、企業の財務状況や市場環境、そして自身のポートフォリオのバランスといった様々な指標を確認し、全体を俯瞰して判断し続けることに他なりません。
個人投資家の強みは、誰にも強制されず、自分の納得いくまで企業と向き合えることです。 このメリットを最大限に活かし、着実に資産を運用していきましょう。
元記事では1位から10位までの銘柄が掲載されています
【日本株ランキング】来期が増配&増益の「高配当株」トップ10を紹介! 1位の「FPG」は来期の予想配当利回り7%超で、10位まですべて利回り5%超の高利回り!
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