◇IPOでよく聞く「ストライクプライス」とは?投資判断に役立つ基礎知識◇

MMPAです。

今回はIPO投資でよく登場する「ストライクプライス」について解説します。

ストライクプライスとは

IPOの「ストライクプライス(strike price)」とは、ブックビルディング(需要申告)の結果によって最終的に決まる公開価格のことを指します。
投資家は想定価格帯(たとえば1,000〜1,200円)の中で希望価格を提示して申し込みます。需要が高ければ上限、弱ければ下限で価格が決まる仕組みです。

例えば・・・

想定価格が「1,000〜1,200円」の場合、申し込みが殺到すれば上限の1,200円で公開されます。反対に、人気が伸び悩めば1,000円で決まることもあります。
この価格は単なる数字ではなく、その銘柄がどの程度市場の注目を集めているかを示す「需要の温度計」としても機能します。

セカンダリー投資ではどう見るか

上場後のセカンダリー市場では、このストライクプライスが投資家心理の分岐点になります。
初値がストライクプライスを上回れば「強い需要があった」と評価され、買いが入りやすくなります。
逆に公開価格を割り込むと「需給が弱い」と判断され、短期的には売り圧力が強まる傾向があります。
したがって、セカンダリーでは「株価がストライクプライスを上抜けるか、それとも下抜けるか」をひとつの判断基準として見ることが大切です。

まとめ

ストライクプライスは、IPOにおける「企業の初期評価」と「投資家の需要バランス」を同時に反映する指標です。
IPO銘柄を選ぶとき、あるいは上場後に値動きを読むときにも、この価格を意識しておくと、より冷静な判断ができるようになります。

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